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競艇のフライングを完全網羅!フライング休み・罰則・引退について徹底解説

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競艇フライングのサムネイル

競艇において「フライング」は、選手生命を分けるとも言われる罰則行為。

実際、フライングをした艇を含む舟券を購入していた場合は、全額返還されることからも罰則行為として定義されていることが分かります。

フライングは罰則行為であることから、選手には厳しい罰則が科されるのが現状です。

そこで本記事では、競艇でフライングをした際に選手が受ける罰則について説明していきます。

罰則の知識を活かして勝率を上げる具体的な方法も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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監修者
競艇戦線責任者(元予想屋)
武藤繁(ムトウシゲル)

某有名新聞に記者として入社後、競艇予想屋に転身すると同時に、予想サイトの闇を暴く活動に従事。その活動が認められ、競艇戦線の運営を任せられた。(詳しい経歴

競艇は決まった時間内にスタートラインを通過しないと”スタート事故”になる

競艇はスタートをする際「スタートダッシュ方式」という独特の方法がとられています。

それは、選手がピットから助走をつけて、スタートラインを0秒〜1秒の間に通過するというものです。

もし、0秒〜1秒の間に通過できなかった場合はスタート事故になります。

つまり、早すぎても遅すぎてもダメということです。

そんなスタート事故は大きく分けて2つあります。

  1. 出遅れ
  2. フライング

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1秒以上遅れてスタートラインを通過すると出遅れ

1秒以上遅れてスタートラインを通過すると、出遅れというスタート事故になります。

あまりレースでは見かけませんが、罰則の対象になるため把握しておきましょう。

0秒より前にスタートラインを通過するとフライング

0秒より前にスタートラインを通過すると、フライングというスタート事故。

ちなみに、.05秒以上早く通過してしまうと「非常識なフライング」として、通常よりも重い事故になります。

では、スタート事故を起こした選手を含む舟券は、どのように扱われるのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

スタート事故を起こした選手の舟券は返金される

スタート事故を起こした選手については、欠場扱いになります。

それに伴い、スタート事故を起こした選手が含まれる舟券は、全て返還の対象です。

事故艇を含まない買い目については、返還後の投票金額を元にオッズが再計算されるため、払戻金額が変わることを覚えておきましょう。

フライングをした選手の罰則について紹介

フライングをすると、選手生命にも影響しかねない重い罰則が科されます。

具体的な罰則はこちら。

  1. 賞典除外になる
  2. 一定期間レースに出場できなくなる
  3. 事故点が加算される
  4. 出走手当・完走手当が貰えなくなる

それでは1つずつ詳しく解説していきましょう。

賞典除外される

賞典というのは、準優勝戦・優勝戦といった賞金額が予選よりも高いレースのことです。

フライングをすると、賞典レースに出られなくなる「賞典除外」という罰則が科されます。

出られなくなる期間は、フライングをした節の間となっており一般的には4〜6日間です。

短いように感じる人がいるかもしれませんが、選手にとって賞典除外はかなりの痛手。

というのも、賞典は予選と比べると賞金が高く、上位に入れば大きく稼げるチャンスがあるからです。

参考までに、競艇で最高峰のレースであるSGを例に、予選・準優勝戦・優勝戦で勝利した場合の賞金額を表にまとめました。

賞金額
予選 21万円
準優勝戦 57万円
優勝戦 数千万

優勝戦では、予選に比べて賞金が数百倍に跳ね上がることもあります。

このことからも、賞典除外が選手にとってどれだけ大きな痛手になるのかが分かるでしょう。

フライングの回数によって一定期間レースに出場できなくなる

フライングをすると、一定期間レースに出場することができなくなります。

この期間は、カウント期間内に何回フライングをしたのかによって変動します。

カウント期間は、毎年5月1日〜10月31日と、11月1日〜翌年4月30日の2つです。

日数については、以下の表をご覧ください。

通常のフライング 非常識なフライング 出遅れ
1本目 30日 35日 30日
2本目 60日 65日 30日
3本目 90日 95日 30日
4本目 180日 185日 30日

(参考までに、出遅れについても掲載しています。)

休みは、すでに斡旋されているレース(賞典レースを除く)への出走をすべて終えた後に入るのが基本ルールです。

ただし、同一節で2回フライングした場合は例外となります。

この場合は即日帰郷となり、その時点で地元に帰らなければいけません。

そのため、本来出場予定だったレースには出走できず、そのまま休みに入る形となります。

SG・G1・G2レースではさらに重い罰則が科される

フライングをした際の罰則には、さらに重いものがあります。

それは、SG・G1・G2レースの準優勝戦以上のレースでフライングをした場合です。

罰則内容について表にまとめたので、下記をご覧ください。

SG G1・G2
準優勝戦 SGに1年間選出除外 G1・G2に半年間選出除外
優勝戦 SGに2年間選出除外 G1・G2に1年間選出除外

罰則内容としては、最長で2年間SGの選出から除外されるという、非常に重いものとなっています。

厳しすぎると思う人もいるかもしれませんが、SG・G1・G2といった注目度の高いレースは競艇場にとっての稼ぎ頭。

そのため、選手がフライングなどをして多額の返還が生じると、競艇場の売上が減るため大きな痛手です。

こうした競艇場にとっての打撃をなくすため、厳しい罰則が設けられていると考えられます。

事故点が加算される

フライングをすると、事故点という点数が加算されます。

この事故点は、レース・フライング回数によって変動。

詳しくは以下のとおりです。

フライング レース 事故点
1本目 優勝戦以外
優勝戦
20点
30点
2本目以降 優勝戦以外
優勝戦
30点
50点

これらの点数から事故率というものが計算されます。

事故率は「事故点合計/出走回数」で算出され、0.7を超えるとB2級に降格。

さらに、事故率が1.0を超えると半年間の出場停止となるルールです。

この事故率の計算は、フライング回数と同じく毎年5月1日〜10月31日、11月1日〜翌年4月30日の2期に分けてカウントされます。

出走手当・完走手当がなくなる

通常レースに出走すると出走手当・完走すれば完走手当が受け取れます。

しかし、フライングをしたレースではそのような手当が一切支給されません。

支給されなくなる金額についてはレースによって変わるものの、出走手当は1日あたり約2万円が目安です。

完走手当については4着で約3万円、5着で約2万円、6着で約1万円が目安とされています。

1-3着については賞金が支給されるため、完走手当はありません。

以上の内容から、フライングは選手にとってかなりの痛手であることが分かりました。

ここからは、実際にフライングを起こした選手の事例を見ていきましょう。

これまでフライングをした選手の罰則例

ここからは、フライングによって罰則を受けたことがある選手を紹介。

その中でも、通算でフライング回数が多い3人の選手を取り上げていきます。

・田頭実 88回(現役)
・西島義則 86回(現役)
・上島久男 94回(引退)

歴代の選手の中で、フライング回数が最も多かったのは上島久男選手です。

41年の間で94回のフライングを記録しています。

何度もフライングをして”フライング休み”の罰則を受けていることから、通算では8年以上レースに出場できない期間がありました。

8年間無収入の時期があったということで、生活は苦しかったはず。

考えるだけで恐ろしいですね。

ただ、これはかなり特殊なケース。

というのも、これまで紹介してきたようにフライングなどの違反行為は、回数を重ねるほど罰則が重くなります。

そのため、何度もスタート事故などの違反を繰り返すとレースに出られない期間が続いて収入面が苦しくなり、引退に追い込まれるケースがほとんどです。

次は、そんなフライング持ちの選手がいるレースの攻略方法について説明していきます。

フライングをした選手がいるレースの攻略方法・考え方

フライング持ちの選手は、本来の実力を出しきれないケースがあります。

中でも、2回フライングをしている選手となると尚更。

それは、罰則を恐れてスタートが慎重になり、思い切った走りができなくなるためです。

では、こうした選手が出場するレースでは、どのように予想したらいいのか。

ここからは、フライング持ちの選手がいるレースの攻略方法をご紹介していきます。

フライング持ちの選手がいる場合の買い方

1号艇にF2持ちの実力選手が入っているレースは、狙い目になることがあります。

通常そのようなレースでは、多くの人が「1号艇が勝利するだろう」と予想します。

しかし、前述したようにフライングを2回している選手は、思い切ったスタートができないため逃げ切れずに、2着以降に入線することが多いのが実際のところです。

つまり、多くの人がする予想と結果にズレが生まれ、その分だけ高配当につながるケースがあるということ。

例として以下のレースを見てみましょう。

2022年10月18日びわこ12R

出典:ボートレース公式

本レースで最も注目されていたのは、1号艇の土屋選手。

土屋選手は実力上位ではあったものの、フライングを2回している状態です。

そのため、無理に踏み込めず最も遅いスタートとなりました。

結果として、4号艇にまくりを決められ、1号艇は2着に入線する展開です。

人気通りの決着とならなかったため、単勝で6倍・3連単では119.2倍の配当が付きました。

この結果から分かるのは、実力のある選手でもF2持ちであれば「実力があるから1着固定」と決めつけるのは危険ということ。

今回紹介したポイントを押さえておくことで、フライング持ちの選手を予想にどう反映すべきか分かり、勝率・回収率を高めるヒントになるでしょう。

まとめ

競艇では、スタート事故を起こすと賞典除外などの罰則が科されることを説明しました。

もしフライングを何度もしてしまうと、選手は重い罰則を恐れて走りに影響が出やすくなるのが現状。

そのため、フライング持ちの選手を買い目に含める場合は、出走表でフライング回数などを見た上で総合的に判断することが重要です。

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